栄養に関する情報㊶ 腰痛に良い食べ物

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  ㊶腰痛に良い食べ物 
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普段、腰痛に悩まされている方はいらっしゃますか?
腰痛の原因は、職業、生活習慣、ストレスなど様々ですが、全体の8割は原因が分からないそうです。
そのため、日頃から腰痛にならないような体づくりを行うことが大切です。
今回は、食べ物から腰痛を防ぐポイントについてお話しようと思います。

 

腰痛には、2種類のタイプがあります。

・特異的腰痛

骨や筋肉に異常があることによって引き起こされる腰痛。
原因となる代表的な病気として、椎間板ヘルニア、腰部脊柱狭窄症、骨粗鬆症があります。
どの病気も背骨の神経(脊髄神経根)が圧迫されて痛みが起こります。

 

・非特異的腰痛

神経症状(痺れや麻痺など)や重い基礎疾患がなく、検査を行っても原因が分からない腰痛。
中腰や猫背、運動不足、寒さ、ストレス、休養不足などで起こりやすくなり、
特に職場環境で腰痛を発生する人はとても多いそうです。
ストレスを溜めないような環境づくりも大切です。
特に、運動不足と喫煙は腰痛が関連することが分かっています。

 

●腰痛に効果的な栄養素

・カルシウム

骨を強くすることが大切です。
カルシウムは、牛乳や乳製品、煮干し、小魚、干しエビ、ごまなどに多く含まれています。
また、カルシウムの吸収を助ける働きのあるビタミンDや骨を作るのに欠かせないマグネシウムも大切です。

 

・たんぱく質

筋肉を強くすることも大切なポイントです。
たんぱく質は、肉、魚、大豆製品に多く含まれています。
また、たんぱく質が筋肉に変化するのをサポートするビタミンB6も大切です。
ビタミンB6は、赤身の魚、レバー、バナナなどに多く含まれています。

 

・ビタミンB12

腰痛を和らげる栄養素です。
末梢神経の傷を修復する作用があり、肩こりや神経痛の改善にも良いと言われています。
ビタミンB12はイワシやさんまなどの青魚、しじみやあさりなどの貝類に多く含まれています。

 

・ビタミンB1

疲労回復にはビタミンB1が有名です。
また、血液の循環を改善し、精神を安定させるDHAやEPAも疲労回復に良いと言われています。
ビタミンB1は、豚肉、うなぎ、海藻類に多く含まれています。

 

 

☆おススメレシピ

●サバ缶の豆腐ハンバーグ

サバの缶詰を使ったハンバーグです。
豆腐のフワフワ食感がたまらないレシピです。

<材料>(2人分)
・サバ水煮缶 1缶(170g)
・木綿豆腐 1/2丁
・麩 10g
・ネギ 10cm
・卵 1個
・みそ 小さじ2
・サラダ油 小さじ2
・青しそ 2枚
・大根おろし 100g

①サバの水煮缶の汁気を取り、スプーンで骨ごとつぶす。
 木綿豆腐は、ペーパータオルの包み、電子レンジ(600W)で2分加熱し、水気をよく切る。
 麩はビニール袋に入れ、めん棒で押して細かくつぶす。
 ネギはみじん切りにし、卵は溶いておく。
②ボウルに①とみそを入れてよく混ぜる。4等分にして小判型に丸める。
③フライパンにサラダ油を熱し、②を入れて両面こんがりするまで約焼く。
⑦お皿に盛り付け、青しそと大根おろしを添えてできあがり。

 

●アジの南蛮漬け

お酢も疲労回復にピッタリです!
お子さんも食べやすいように酸味を抑えたレシピです。

<材料>(4人分)
・小アジ 7,8匹
・玉ねぎ 1/4個
・にんじん 1/3本
◎お酢 100cc(1/2カップ)
◎ほんだし 小さじ1
◎しょうゆ 小さじ2
◎さとう 大さじ2
◎塩 小さじ1/3
・片栗粉 適量

①アジはエラと内臓を取るか3枚におろす。
 保存容器に◎の調味料を入れて混ぜておく。
②玉ねぎは繊維に直角に薄くスライスする。
 にんじんも薄く千切りにし、①の容器に入れる。
③鍋に片栗粉を全体にまぶし、180度に熱した油で揚げる。
 揚がったらペーパーで油を切り、②の容器に入れる。
④野菜をよけてアジをたっぷりと漬け、ひっくり返して両面まんべんなく浸した後、
 野菜をアジの上に乗せておく。冷蔵庫で冷やして食べるのがおススメです!

 

 

腰痛は日常生活に様々な影響を与え、いろんなところに支障が出てしまいます。
普段から腰痛にならないように食べ物から心がけをし、
これからの繁忙期を健康な体で一緒に乗り越えていきましょう!