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巡回健診をスムーズに! ~待ち時間と業務への影響を最小限にする「時間割」と「事前準備」のコツ~

企業にレントゲン車などを呼んで実施する「巡回健診」は、個別に従業員様が外部の医療機関へ出向く手間や移動時間を省くことができる非常に便利なシステムです。
しかし、いざ実施してみると「受付開始直後に受診者が集中してしまい、待ち時間が長くなる」「健診の順番待ちで拘束時間が長くなり、業務が長時間ストップしてしまう」といった課題に直面する人事・総務の健康診断ご担当者様も少なくありません。
当日の混乱を防ぎ、スムーズな健診を実施するためには、事前の「時間割の作成」と、受診者である従業員様への「事前準備の徹底(社内周知)」が大きな鍵を握ります。
本コラムでは、巡回健診に長年携わって得た知見をもとに、健診時間を短縮し、業務への影響を最小限に留めるための具体的なノウハウをご紹介します。
待ち時間と業務への影響を減らす「時間割作成」のポイント
健診当日は朝から飲食を制限しているため、「少しでも早く受診を済ませて食事を摂りたい」と思うのは自然な心理です。しかし、開始時刻に受診者が一斉に集中してしまうと、受付や各検査ブースで渋滞が起き、結果的に待ち時間を含めた全体の拘束時間がかえって長くなってしまいます。
15分・30分ごとの分散したスケジュール(時間割)を組む
一斉に受診を開始するのではなく、15分ごと、あるいは30分ごとに細かく人数を割り振るのが最も効果的です。 分散してご案内することで、混雑が緩和され待ち時間を減らすことができ、1人あたりの検査時間が一定に保たれます。受診される方も自分の検査時間に合わせて直前まで業務を行うことができるため、業務効率の低下を防ぐことにもつながります。
最適な人数配分は当社にお任せください
1枠あたりにご案内できる人数は、トータルの受診人数、実施可能な健診時間、健診会場の広さ、また当日お伺いする健診スタッフの人数やレントゲン車両の台数によって大きく変動します。 「どのように時間割を組めばいいかわからない」という場合でもご安心ください。当社が、企業様の規模やご状況に合わせて最も効率的なスケジュール案を事前にご提案いたします。
胃部レントゲン・腹部エコーなど時間がかかる検査を考慮する
胃部レントゲン(バリウム検査)や腹部エコーなどの検査項目が含まれる方は、身体測定や採血のみの方に比べて、一人あたりの検査に要する時間が長くなります。 これらの対象者が特定の時間帯に偏ってしまうと、そこがボトルネックとなり全体の進行が遅れます。時間がかかる検査の対象者は、スケジュール全体にバランス良く配置することがポイントです。
男女別に時間を分け、「男性→女性」の順番にする
男女で受診時間を明確に分けることは、着替えや検査時の視線が気になる方などには、心理的な負担を軽減するために非常に重要です。また、男女が入り混じって受診する場合にはレントゲン車の車内で男女が混在するのを避けるため、車の外でお待ちいただくことになります。男女で受診する時間帯を分けることで、入れ替えにかかる時間を省くことができるため、物理的なタイムロスも削減できます。
さらに時間割を組む際のコツとして、「男性を先、女性を後」の順番にするのがおすすめです。一般的に女性の方がお着替え等に時間がかかる傾向があるため、この順番にすることで、全体としてより早く健診が終了しやすくなります。
従業員への周知が鍵!「事前準備」の徹底事項
健診をスムーズに進行させるためには、ご担当者様との調整だけでなく、ご受診される皆様一人ひとりのご協力も不可欠です。事前の社内アナウンスの際には、ぜひ以下のポイントについて周知をお願いいたします。
脱ぎ着しやすい「健診に向いている服装」のお願い
各種検査では、スムーズに脱衣・着衣ができる服装、または着替えずにそのまま検査を受けられる服装が適しています。着替えに時間がかかったり、画像への写り込みで検査がやり直しになったりするのを防ぐため、事前に以下のような具体的な注意点を伝えておきましょう。
- レントゲン検査(胸部・胃部): ボタンや金具(ブラジャーのワイヤー、ネックレス等)、プラスチック、厚手のプリント柄や刺繍がある衣服は、画像に写り込んでしまうため検査前に脱いでいただく必要があります。あらかじめ金具のない無地のTシャツなどを着てお越しいただくと、着替えの手間が省け、時間を大幅に短縮できます。
- 心電図検査: 足首に電極クリップをつけるため、足首を出しやすい服装が推奨されます(ストッキングやタイツは避けるか、事前に脱いでおいていただく)。
- 腹囲測定: おへそを出して測定するため、体に密着しすぎる衣服や、上下がつながっているワンピースなどは避けていただくのが無難です。
問診票の記入・採尿の「事前完了」
稀に、事前に配布した受診キットを開封せずに当日会場へ来られる方がいらっしゃいます。その場合、受付にて問診票の記入や採尿を行うことになり、検査のスタートが大幅に遅れてしまいます。問診票の記入と当日の採尿は、必ず「来場前」に済ませていただくよう、アナウンスをお願いいたします。
外国人従業員への事前サポート
近年、外国籍の従業員の方が在籍する企業様も増加しています。健診の専門用語が含まれる問診票の翻訳や記入には、想像以上に時間がかかるケースがあります。 外国籍の従業員様が多い場合は、事前にグループで集まっていただき、担当者様のサポートのもとで記入を終える時間を設けてから健診会場にお越しいただくなどの工夫があると、当日の流れが非常にスムーズになります。
検査に不安がある場合の「現場スタッフへの事前相談」
「過去の健診で採血がとりづらいと言われた」「採血後に気分が悪くなったことがある」など、特定の検査に不安をお持ちの受診者様もいらっしゃいます。そういったご不安や過去の経験がある場合は、遠慮なく現場の担当スタッフへご相談いただくようお伝えください。 状況に応じて、「採血だけ最後に回す」「事前に手を温めて血管を出しやすくしておく」「可能であれば会社のソファでリラックスした状態で採血をする」など、現場で柔軟な対応とアドバイスをさせていただきます。
まとめ:少しの工夫で巡回健診は驚くほどスムーズに
巡回健診は、企業のご担当者様と、健診実施機関との「二人三脚」で作り上げるものです。 ご担当者様による計画的な「時間割の作成」と、受診される従業員様一人ひとりへの「事前準備の周知」。この2つの工夫を取り入れるだけで、健診当日の流れは驚くほどスムーズになり、大切な業務への影響も最小限に抑えることができます。
従業員の皆様の健康を守る大切なイベントだからこそ、負担なく効率的に実施したいものです。時間割の組み方や当日のレイアウト・動線づくりなど、お悩みのことがございましたら、ぜひお気軽に当社の渉外担当までご相談ください。巡回健診の専門家としてのノウハウを活かし、企業様ごとに最適な巡回健診をサポートいたします。

